【日本刺繍の道具紹介】てこ針・目打ち

こんにちは😊日本刺繍風花の、西野ふう香です。

今日も日本刺繍の道具についてご紹介します。

てこ針

てこ針は、日本刺繍独特の道具かと思います。

針と言っても、糸を通して縫う針ではありません。

主な使い方は、釜糸に縒りをかけず、平糸で縫う時に、ひと針毎に糸をしごいて、繊維を揃える事。

結構な手間ではありますが、そうする事で、鏡のような艶やかな面が生まれます✨

その他にも、ちょっと糸を押さえたり、点留めする時に縫った糸を避けたりする時にも使います。

刺繍糸は、傷んだり汚れたりするので、直接手で触らない方が良いです。

そのため、糸を押さえたり、動かしたりする時は、てこ針を使うのですね。

まさに第二の指先といったところでしょうか…結構、使用頻度は高いです。

てこ針と一言に言っても、作る方によって形状は様々。

長さや太さが結構違っていて、太いものは目打ちの代わりにも使えるとか…

お気に入りのてこ針が、見つかると良いですね😊

ただ、以前、手打ち針が入手困難になっている話をしましたが(詳しくはこちらhttps://www.fukashishu.net/doguhari/)

てこ針は、もっと早くに入手困難との話を聞いたと思います。

日本刺繍をやってみたいけど、今は忙しくて…という方は、なるべく早く、道具だけでも手に入れておいた方がいいのではないかと😓

あとてこ針、使う方の手汗の成分によるらしいのですが、使っていてすぐ黒ずんでしまう方と、そうでない方がいます。

私は残念ながら、すぐ黒ずんでしまうタイプで…😓

黒ずんだり、しばらく使わなくて錆びてしまった場合は、目の細かい紙やすりで擦ると、きれいになります✨

ただこまめにやりすぎると、だんだん細くなってきてしまいますので要注意😣

てこ針の持ち手に、より糸を巻き付けて、ガードしている方もいます。

目打ち

てこ針のところで目打ちの話が出たので、目打ちについても少々…

目打ちは、刺繍糸を作る時に、刺繍台に刺して、そこに釜糸を引っかけて使います。

あとは台張り(刺繍台に生地を張る事)をする時に、生地と刺繍台を糸でかがるのですが、そのかがった糸のたるみを取るのに使ったりします。

これは一般的に手芸屋さんなどで販売しているもので大丈夫です。

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