「麻の葉掛け」ちょこっと解説

日本刺繍

 今日は麻の葉掛けをひたすら縫っていました。

禰󠄀豆子ちゃんの着物の柄で注目を浴びた麻の葉柄。

私の個人的印象では、熱いファンが多い柄ですね❣️

「麻の葉柄に目がないの〜😍」、「見るとつい買っちゃうのよね🥰」なんて声をよく耳にする気がします😊

ここまで愛されている柄は、他にあまりないのではないでしょうか?

以前、麻の葉掛けを見た友人に、「これってどうなってるの?」と聞かれたので、途中経過の画像とともに、簡単に解説してみます。

麻の葉掛けちょこっと解説

1.正三角形を作る

麻の葉掛け①

①ぬき地引きをした後、垂直に等間隔で糸を渡す。

②それを元に、60°を三角定規で測り、等間隔で渡す。

③逆向きで同様に糸を渡し、正三角形を作る。

④交点をぬきに留める。

角度を測るのがめんどくさい?

いやいや、測ればきれいに縫えるのです。

そこはがんばって測りましょう😊

このような三角が並んだ柄を、「鱗(うろこ)紋様」といいますね。

これはこれで柄として成り立っているのですが、麻の葉柄にするには、さらに割りを入れていきます。

2.下向き三角に割りを入れる

麻の葉掛け②

①下向きの三角に「Y」の字に割りを入れる

Yの字の割りというのは、要は三角を3等分する事です。

上2つの頂点の、左から針を出して、右に入れたら針を三角の中心から出し、最初に渡した糸を引っかけて下の頂点に入れます。

文章で説明するとわかりにくいですね😅

(やりたいけどよくわからない‼️という方は、ワンポイントレッスンを受けに来てください😉)

針の出し入れは、頂点の外側でしましょう。

鱗紋様には、上向きの三角△と、下向きの三角▽がありますが、まずはどちらかを決めて(上向きからでも良いです)、同じ向きの三角を割っていきます。

そうすると、蜂の巣のような六角形の行列ができます。

これまたこのままでもおもしろい柄ではあるのですが、麻の葉柄が目標ですので、もうひと踏ん張りです。

3.逆向きの三角に割りを入れる

麻の葉掛け③

①2.と逆向き(上向き)の三角に、逆「Y」の字の割りを入れる。

ようやく麻の葉柄が現れました😊

前に縫った割りと線が重なるところは、糸を割って針を通すと、線がきれいにつながります。

 

以上、簡単ではありますが、麻の葉掛けの解説でした。

地引き・三角・割りと3色使えますが、コントラストのはっきりした色を使うと、柄が引き立ちます。

刺繍のアクセントに、ぜひ使ってみてくださいね‼️

コメント